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2022年03月23日 [コラム]

調剤事務実務士とはどんな資格? 取得するメリットを解説

調剤事務実務士とはどんな資格? 取得するメリットを解説

調剤事務としての実力・スキルを示すには、資格を取ることがひとつの手段となります。調剤事務の資格の中でも、調剤事務としての実務能力が問われるのが「調剤事務実務士(調剤情報実務能力認定試験)」です。
ここでは調剤事務実務士とはどのような資格なのかを解説するとともに、取得するメリットをご紹介します。

調剤事務実務士(調剤情報実務能力認定試験)とは?


調剤事務に関する資格のひとつである「調剤事務実務士」。
以前は資格を取得すると、履歴書等で調剤事務実務士の称号を名乗ることができました。しかし近年はこうした称号等はなく、「調剤情報実務能力認定試験 合格」という記載をするのが一般的です。

調剤事務実務士は、医療福祉情報実務能力協会が主催・運営をしている資格です。
受験資格には特に条件がないものの、試験が教育指定校(予備校など)、及び指定団体での開催となる関係上、予備校などに通ってから受験するほうがよいとされています。

受験要項


試験の開催数……年2回
試験開催場所……教育指定校、及び指定団体
受験料……7,700円(税込)
対象者……保険取り扱い薬局、ドラッグストアなどの従事者、または従事しようとしている方
合格基準……8割正答、または受験者間の偏差値55以上
合格率……61%前後、難易度は標準程度

出題範囲


@学科
→全20問出題。
薬学の知識:医薬品の定義・分類や用量、相互作用、投与方法、剤形や医薬品の保存について
医療保険制度:保険調剤の仕組み、医療保険制度について
点数算定:保険調剤の実務や数表の構成、指導料、療養担当規則について
接遇マナー:受付業務、チーム医療について

A明細書(レセプト)作成
→一般、工期、小児、在宅、特定疾患の中から処方せんからレセプトを作成する問題が3問あります。

合格したあとは、有料で認定証(資格カード)を発行できます。
詳しくは医療福祉情報実務能力協会の公式サイトも参考にしてみてくださいね。

調剤事務実務士の資格を取るメリットは?


調剤事務実務士(調剤情報実務能力認定試験)の資格を取ると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

調剤事務における実務的な知識が学べる


調剤事務実務士の資格を取ると、調剤事務で必要な薬学・医療保険制度・点数算定や接遇といった知識が体系的に学べます。またレセプト(調剤報酬明細書)の作成についても学ぶことができるため、これから調剤事務のお仕事を探したいという方にもおすすめです。
現在調剤薬局にお勤めの方でも、改めて調剤事務に必要な知識を学び直すことができるため、大変有意義だといえるでしょう。資格で得た知識・スキルを活かし、現場の薬剤師の補佐役として重宝される存在になれる可能性も高いです。

仕事探しで有利になる


調剤事務実務士の資格は、仕事探しにおいても有利になります。仮に同じ求人へ実務未経験の人材が多数応募してきた場合、当然資格を所有している人のほうが有利になります。
調剤薬局はもちろん、医薬品メーカー、製薬会社などへの入社を希望する方にもおすすめです。


調剤事務について学べる! 調剤事務実務士の資格GETを目指そう



調剤事務実務士とはどんな資格? 取得するメリットを解説

調剤事務の「基礎」となる項目を体系的に学べる調剤事務実務士は、これから調剤事務をしてみたい方におすすめの資格です。ただし、受験場所に指定があること、専用のカリキュラムで学ばなければいけないことなど、注意点もあります。
調剤事務実務士の資格を手っ取り早く取りたいなら、思い切って予備校に通ってみるのも良い方法です。自分に合った勉強方法を探しつつ、合格を目指しましょう。

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