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2018年06月22日 [コラム]

レセプト未経験でも働きやすい 皮膚科での医療事務の仕事

レセプト未経験でも働きやすい 皮膚科での医療事務の仕事

医療事務の仕事をしようと考えたとき、診療科にも注目すると思います。どんな診療科のクリニックなのかによって医療事務スタッフに求められることも変わってくるもの。今回は、皮膚科での医療事務の仕事の特徴ややりがいなどについてお伝えします。

皮膚科ってどんな診療科?



皮膚科は、私たちの体の表面を覆う「皮膚」の診療をおこなう診療科です。顔や手足、胴の皮膚はもちろん、耳や鼻、口の中など、器具を使用せずに見える部分の粘膜も皮膚科での診療領域になります。
炎症や感染、腫瘍などさまざまな皮膚疾患の治療をおこなう「一般皮膚科」と、シミやしわ、たるみなどといったエイジングケアなど美容を主な目的とした治療をおこなう「美容皮膚科」があります。一般皮膚科の診療と美容皮膚科の診療、両方に対応しているというクリニックも少なくありません。

皮膚科での医療事務が忙しいシーズンは?



皮膚科を訪れる患者さんは、慢性疾患で定期的に通う方が多いため、緊急での対応などは少なめだと言えます。
一年の中で、皮膚科への来院者が増えるのは夏場です。汗や皮脂の分泌が増え、気温や湿度が高くなる6月から9月頃は、炎症や湿疹、にきびなどといった皮膚疾患にかかる人が多くなるためです。また、この時期は日焼けなど紫外線による皮膚のトラブルも増えます。
一方、汗や紫外線の影響が少なくなる冬場には皮膚の症状が落ち着く方が多く、皮膚科への来院者は少なくなる傾向があります。

皮膚科での医療事務の仕事


皮膚科での医療事務の仕事

受付や会計業務、クラーク業務、レセプト業務といった医療事務の仕事内容自体は、基本的にどの診療科も大きく変わりません。

ただし、近年は美容医療が身近になり、皮膚科のクリニックでは皮膚疾患の保険診療以外に、シミやほくろの除去などといった自由診療に力を入れているクリニックも多いです。皮膚科での医療事務の仕事も、その受付や診療補助がメインとなるケースが多いでしょう。

保険診療が多い診療科で医療事務の仕事をする場合は、当然レセプト業務も多くなりますが、自由診療にはレセプトの必要がありません。このため、自由診療が多めの皮膚科クリニックであれば、レセプト業務の知識や経験がなくても医療事務スタッフとして働きやすいです。主婦の方でも働きやすい環境だと言えるでしょう。

美容医療を受診するのは大人の女性が主ですが、皮膚疾患の治療に訪れる方は赤ちゃんから高齢者まで幅広い年齢層となります。老若男女さまざまな方と日常的にふれあうことができることも、皮膚科での医療事務の魅力です。
皮膚疾患は、ストレスなどが要因となって症状が悪化するものが多く、患者さんには症状以上に精神的ストレスを抱えている方が多いという特徴があります。そうしたことを理解して、患者さんに対してストレスの少ない対応を心がけたいところです。

皮膚科は予約での診療が多く、急な対応や残業などは比較的少ない場合が多いです。あまり忙しい環境よりは、落ち着いた環境で働きたいという方や、医療事務の仕事が初めてで、これから知識や経験を身に着けていきたいという方に、皮膚科は適した環境だと言えるでしょう。

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